がんの放射線治療は手術、抗がん剤と共に重要な役割を果たしています。放射線はがんとその周辺のみを治療する局所治療です。放射線治療の場合臓器の摘出する必要がなく、治療前と、同じ生活をすることが可能な治療手段です。放射線ががんの治療として使われてから100年以上がたち、放射線治療機器、放射線生物学やコンピューターが発達し、放射線治療は急速に進歩しました。がん組織に多くの放射線量を照射し、周囲の正常組織にはできるだけ少ない量の放射線を照射することができるようになり、がんを治せる可能性が高くなって来ました。
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乳がん放射線治療として、乳房温存治療は乳房部分切除手術に外部照射をあわせて行うのが一般的で、5−6週の外部照射です。乳房部分切除のみの場合の乳房内再発20〜40%を5〜10%まで低下させることができます。
放射線治療の後遺症として肺は線維化し機能が低下、呼吸が苦しくなります。食事の通が悪くなることがあります。乳房部の場合は硬くなることがあります。腕がむくんだり、腕、手がしびれたりすることがあります。
肺がん放射線治療はIII期が対象となるのが一般的です。放射線治療は6〜7週の外部照射で行われ、肺門部のがんでは、密封小線源治療で治療を行うことがあります。抗がん剤と組み合わせて治療すると、放射線単独よりも生存期間が延長するようです。
肝臓がんの放射線治療に関しては日本ではあまり行われていないようです。肝臓がんが骨に転移した場合は痛みの緩和のために行われることがある位のようです。肝臓がんの治療には外科療法、肝動脈塞栓術 、エタノール注入療法などが中心となっています。
放射線治療の副作用として全身的なものでは、疲れやすい、食欲がなくなる、貧血、白血球減少、血小板減少、皮膚の変化が上げられます。